カリン・ピサリコーヴァ
Japanese / English

Home 2010


タイトル:ホーム2010
作者: カリン・ピサリコ-ヴァ Karin Pisarikova
素材:人毛 Hair 
制作年:2010年

古い建物にはうように生成しているツタの静脈は、私にある思いを起こさせる。ツタはビルを一見保護しているかのように私には写る。ツタは下から上に流れるエネルギーを発散し、髪は上から下へ落ちつつエネルギーを保っている。
私は人の住む家について考えてみる。
家は外敵から我々の身を守っている。一方、人々は女性の子宮に保護されつつ、この世に生まれる。いわば子宮は、人類が居住する一番最初の家。

テーマ家/ハウス・スタート-子宮

西洋において胎盤は、命の木と呼ばれる事がある。
我々は、家と呼ばれるいくつかの場所を、その都度変えながら生きてゆく。
そして、我々が最後に行き着く先の家は、地球なのだ。
私は家のエネルギーの静脈を表現しようとしている。
使われている材料は、人間の髪。
髪のような存在の私は、半分生きてぐったりしたようなあいまいな性質 ― 不思議な成長する生物 ― なのだ。
カプセル化されるエネルギー。



カリン・ピサリコ-ヴァ Karin Pisarikova

1981年チェコ共和国ブルノ市生まれ。
ブルノ大学ボディーデザイン科卒業後同大博士課程。
阿佐ヶ谷美術学園主催アーチスト・イン・レジデンス。
多摩美術大学大学院。
20世紀終焉に世界で起きたコンセプチュアル・アートを主たるテーマとする。
日常社会での人の作法や、人を縛る道徳の規範、自分を取り巻く物語などの「生」の基本的なことがらを表現。
2010年吉原治良賞受賞。
第1回アーチスト・イン・レジデンスin善光寺界隈選考作家。


http://www.ffa.vutbr.cz/~karinp/

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